健康を知るには毛細血管を知る必要があった!

ちょっとマニアックっぽくなるかもしれませんが、メッサ重要なお話です。

以前から”冷えは万病の元”とか”体を温めると免疫力がUPする”とか、その辺の話は多くの方が知る所ですが、しつこいボクはそもそもなんで温かくなると免疫力が上がるのか??という所に疑問を持ち始めてた矢先にラジオをふと聴いていたらその答えが出てました。

その最大のカギを握るのが・・・

毛細血管だった!!

ということで、ここからの教科書は根来秀行先生の『毛細血管は増やすが勝ち!』から引用させていただきます。

次の言葉を出せばほとんど理解納得出来ると思います。

体内の血管の99%は毛細血管

「わーきー!」だけでなく、人間全身くまなく毛細血管が張り巡らされていて、動脈や静脈は1%も無いのです。

この縦横無尽走っている毛細血管が血液はもちろん、白血球、水分、酸素、栄養素、ホルモン等々を体の臓器や消化器や血管の細胞の奥の奥まで運ぶ役目をしています。

と同時に各所で交換されて排出される二酸化炭素、老廃物、水分等々を肝臓、腎臓に運んだり、静脈に運んだりします。

動脈が赤いのは血中の酸素(ヘモグロビン)の多さ、静脈が赤黒いのは二酸化炭素、老廃物が多いからなんです。

血管は温かいと膨張して、寒いと縮小する

ヒートショックでも見た、寒さによる血管収縮で血圧が上がり、熱い風呂に入って血管が膨張して血圧が一気に下がり、そこで気絶して溺死・・・。というのが風呂場の悲劇のメカニズムでしたが、毛細血管も当然同じで、暑いと体内心部から毛細血管へ血流が移動して表面温度を上げて、汗をかいたりして、体内の熱こもりを低減させますし、寒い場合は心部に戻り表面温度をさげて体温を外気に奪われないようにします。

よく、手足がかじかむのはまさに、この心部に血流が動いて末端が寒くなっている状態なわけです。手がかじかんで大変ですが人間本体を守るための大切なメカニズムということです。

免疫力は体内おまわりさんの数と質

もう、だいたい分かって来ましたよね?

つまり、毛細血管の中には白血球というウイルスの侵入を知らせてくれたり、戦ってくれたりするおまわりさんもいます。

寒くて血管が収縮するとおまわりさんの数を減らされてしまいますし、ガン細胞をやっつけるNK細胞の数も減るし、そもそも彼らは38~40℃が最高の環境で、それ以下の温度になると活動が鈍ってしまうのです。

この辺のところは過去のブログで川嶋朗先生をご参照ください。

冷えることにより、血管のおまわりさんの数と質を両方ダメージを与えてしまうのです。

だから、”冷えは万病の元””体を温めると免疫力があがる”のだー!となるわけですね。

どうです?

顔色が悪いと青くなるのもウイルスやその他の病原菌と戦う為に持ち場へ行ってしまって、顔の毛細血管が非常に少なくなってしまっている状態だとも説明がつくわけです。

ここまでが温熱と健康の関係。

でも、この本は毛細血管から更に興味深いことを書いてくれていて、どちらかと言えばボクはこっちの方が面白かったんです。

自律神経とホルモン

2大制御機能と言われています。

で、毛細血管内にホルモンもあって、その太さが影響するとありましたが、体温以外に超重要なカギを握るのが自律神経!

交感神経と副交感神経があり、交換神経は日中活動中にウエイトが高く、副交感神経は寝ている時に高くなり、それぞれがシーソーのように絶妙なパワーバランスを保って一日の活動をつくっています。

特に重要なのが副交感神経

人間の体は眠っている時に成長ホルモンを代表に、日中の損傷された細胞の修復をしてくれるのです。

そして99%の毛細血管はこの副交感神経が正しく働くことにより正しく機能するのです。もし、寝ていないといけない時に交感神経が優位になってしまうと、心部に血流が流れ、毛細の方に流れにくくなってしまいます。

大事な大事な酸素や栄養素や白血球を運んでくれる毛細血管は副交感神経優位で無いと本領発揮してくれないんですね。

ただ、残念なことにこの大切な神経は加齢とともに衰えていってしまい、男性の場合30歳代、女性40歳代から衰えていくそうです。

アンチエイジングのためにもゴールデンタイムにきっちり睡眠!

人間ですので衰えの事実は事実として受け止め、それでも、対抗策があるんです。

睡眠ー

副交感神経が存分に働く為には充分な睡眠が必要です。

どのくらい必要かと言えばズバリ7時間。

これ以上でも以下でもダメだと。

ぢゃ、7時間寝ればどの時間帯でもでも良いのかと言えば答えはNO!

アンチエイジングホルモンの代表格”成長ホルモン”は寝始め3時間がピークに分泌されると言います。

更に、これまたアンチエイジングホルモンの”メラトニン”は朝日を浴びた時にスイッチオンになり、そこから15〜16時間後に分泌スタートです。つまり、7時に浴びたら21〜22時から分泌スタート。これは眠気を誘うホルモンでもあり、夜眠くなるのはこのおかげなんですね。

で、成長ホルモン&メラトニンのゴールデンコンビが揃うとパワー倍増!!ということで、時間軸でみればだいたい23時〜6時まで寝ておけばバッチグー!故に、7時間寝れば良いってもんではないことが説明つきました。

いやいや、じゃ〜6時まで寝てなくても寝入り3時間後にWパワー結合なんだから、後はいいんぢゃね?となりそうですが、そうは問屋が卸しません^^

テユーカ、この本を読むまでわたしも22時〜2時睡眠説を信じていたのでへーきで3時か4時には起きて仕事してましたが、これでは完璧でないのです。

出た!ダイエットホルモン

Wパワーが分泌されても毛細血管を通じて体内の隅々まで運ばれる時間が必要で、その時間が残りの時間。

3時に起きてしまうと交感神経が優位になり、分配が妨げられてしまいます。

”コルチゾール”というホルモンは肥満を抑制する別名ダイエットホルモンと言われていて、これの活躍時間帯が体内時計(7時に朝日を浴びてスイッチオンされてから)の3時頃から明け方ごろ分泌されるそうです。

運動やサプリやバナナ等々色んなダイエットを駆使しても、こうしてコルチゾールを活躍させなかったり、栄養が足りなかったり、冷えで代謝を落として脂肪を燃焼させなかったりしては体は痩せても病気になってしまったら本末転倒ですもんね。

あ、これはこれで別テーマでやりましょう{´┴`)

ハッピーホルモン!その名もセロトニン

何を隠そう!メラトニンの原料がこれ。

故に、セロトニン無しにメラトニン無し。

これはどうやってたくさん増やすか?それは朝日を浴びて日中よく活動して腹式呼吸をすると良いそうです。

これが不足すると心の病になったりするので治療薬としてこれを処方する場合があるくらいです。

究極結論!

かなり長々と綴って来ましたが、健康を手に入れるには体を冷やさず、早寝早起き。

家は断熱気密をしっかりさせて、少ないエネルギーで家の温度差を無くしておいて、夜は23時までに寝て6時に起きる。

以上!!

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