N様邸は、築30年のお宅にしては時々手入れもされ、しっかりとした家ではありますが、やはり家の中は寒く、ご主人のスタイルにも納得です。
(うちのスタッフも失礼かと思ってコートを脱いで2時間の打ち合わせをしたところ、まんまと風邪をひいてしまいました。笑)
このご主人の服装を見て私は奥様に、「住環境での健康は断熱が源である」ことを再度説明させていただき、断熱を含むリフォームをやっとご理解いただくことができました。
また、N様ご夫妻の初孫に対する並々ならぬ愛情を打合せのときに強く感じましたので、ご案内の自然素材もあわせてご提案し、2011年11月の着工となったのです。いよいよ12月30日完成です。
N様だけでなく、まだ多くの方が断熱リフォームについてその効果と良さを知らずにいます。そのため、いわゆる「普通のきれいになるリフォーム」では、冷暖房エネルギーの削減など難しいですし、温熱環境も何も変わらず、体への負担も変わりません。
せっかくの工事の機会なのに本当にもったいないことだと思いませんか?
写真のように床下からこういう流れで冷気が入るのでここをしっかり断熱気密を取るということを分かりやすくお伝えしました。
内部結露を防止する気密シートをしっかり施工しないとグラスウールの場合は何年かするとこんな感じになってしまいます。
改修できる箇所をすべてはがします。
グラスウールを隙間なくしわなく柱の間に施工して行き、気密テープで丁寧に気密処理します。
外に貫通する換気口も結露の原因となる為厳重に気密処理!
天井はブローイング
天井点検口周辺も厳重に気密処理!
石膏ボードは9.5mm二重張り!これにより地震による壁の割れ防止と蓄熱効果が期待できます。
屋根は平板の瓦
床下断熱材はダブルに!
改修後断熱ゾーンは12℃キープしていて、茶の間(改修なし)と日射のない(北側)断熱ゾーンの方が暖かくこちらにみんなが集まってしまうそうです。
ご主人は「こんなに違うとは思わなかった!仕事部屋もいずれは断熱改修したい!!」とのことです。
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