夏は涼しく、冬暖かい家を実現させるリフォームの王道。
キッチンやお風呂を新しくしたりクロスを張り替えるだけの工事は本当の意味のリフォームとは言えないのでは?
ニッポンの住宅ストック(今ある住宅・含む集合住宅)は5,000万戸以上と言われています。そのうちの空き家が800万戸以上。故に4,000万戸はリフォーム対象住宅ということになります。
何が何でも新築という時代ではありません。かといってキレイ型リフォームでツギハギしても、実は体感的な快適性は得られませんよね。
具体的に言うと台所をキレイなシステムキッチンに変えても、台所は寒いので奥様の冬はとても大変でしょうし、お風呂をシステムバスに変えても確かに広くてキレイですが、相変わらず脱衣所は寒いので服を脱ぐ前にストーブでキッチリ温めておかないとエライことに・・・。
外壁の塗装も塗りかえればキレイになりますが、家の人たちの快適性はどうでしょう?
というような現状から、ただキレイにすれば良いというのは本当のリフォームとは言えないと思います。
本来は住む人が快適で健康で人生を楽しむためにリフォームするべきで、その為には既存住宅の断熱・気密性を高めて奥様の悪夢の冬や家族のコタツひきこもり生活をまず解放しなくてはなりません。
そして、地震国ニッポンに住んでる以上、耐震性も出来る限り高めなくてはなりません。
そんなことで、お金は大事ですが「〇〇のゼニ失い」にならないためにもしっかり優先順位を考えてリフォームを考える必要がありますね。
2012年
3月
18日
日
N様邸は、築30年のお宅にしては時々手入れもされ、しっかりとした家ではありますが、やはり家の中は寒く、ご主人のスタイルにも納得です。
(うちのスタッフも失礼かと思ってコートを脱いで2時間の打ち合わせをしたところ、まんまと風邪をひいてしまいました。笑)
このご主人の服装を見て私は奥様に、「住環境での健康は断熱が源である」ことを再度説明させていただき、断熱を含むリフォームをやっとご理解いただくことができました。
また、N様ご夫妻の初孫に対する並々ならぬ愛情を打合せのときに強く感じましたので、ご案内の自然素材もあわせてご提案し、2011年11月の着工となったのです。いよいよ12月30日完成です。
N様だけでなく、まだ多くの方が断熱リフォームについてその効果と良さを知らずにいます。そのため、いわゆる「普通のきれいになるリフォーム」では、冷暖房エネルギーの削減など難しいですし、温熱環境も何も変わらず、体への負担も変わりません。
せっかくの工事の機会なのに本当にもったいないことだと思いませんか?
写真のように床下からこういう流れで冷気が入るのでここをしっかり断熱気密を取るということを分かりやすくお伝えしました。
2012年
2月
18日
土
当初はやりやすい天井とインナーサッシというお話だったのを床下を断熱改修すると間違いなく寒くなくなります!と提案し”通気止め”だけやっただけなのにお施主様から「とても温かい!」と評価してもらい、床下にも断熱を施しました。
今ではとっても温かいと非常に喜んでいただいています。
2010年
10月
10日
日
寒くてどうしようもないので・・・という悲鳴にも近いご依頼からスタートした断熱改修。
お施主様のご感想は・・・
ここ2、3日の朝の気温は、0.5℃から3℃。性能の悪い私の家の室温は、早朝2℃~4℃という気候において、Sさんの家では、暖房が要らないという。「光熱費も大分違うようだわ。!(^^)!」と、喜んでいただきました。
私の試算では・・・
上の写真のように、窓・床・天井の断熱性能を、次世代省エネ基準にしました。(壁は既存のまま・・・50mmのGウール)
かなり快適性は、アップするとは思ってましたが、私が思っていた以上に、性能がアップしたようです。
ちなみに、断熱性能を表すQ値は、4.37 → 2.73(次世代省エネ基準=2.4)という計算結果が出ています。